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窯業系サイディング塗装後

熊本市の屋根・外壁塗装専門店
ホーミーズ株式会社(プロタイムズ熊本西店)です😊

窯業(ようぎょう)系サイディングとは、日本の新築住宅の約8割を占めているといわれ、もっとも多く使われている外壁材になります。

窯業系サイディングの主成分はセメントです。セメントに繊維質を混ぜて形成される外壁材が、窯業系サイディングになります。製造工程において窯の中で高熱処理が施されることから、窯業系と名付けられております。
この窯業系サイディングという外壁材自体に耐水性はありません。塗装を行うことで、耐水性を賄っています。

この記事では、窯業系サイディングの塗装の必要性劣化症状外壁塗装の寿命を延ばす方法を詳しくご紹介しています。

窯業系サイディングは半永久的と思われている方もいらっしゃると思いますが、結論から申し上げますと、窯業系サイディングには塗装が必要不可欠です。

冒頭でもお伝えしましたが、窯業系サイディングという外壁材自体には耐水性能はありません。塗装を行うことで、耐水性能をまかなっています。
窯業系サイディングの主原料であるセメントは水を含みやすい材質ですので、塗膜が劣化すると防水機能は低下する一方です。

塗膜が劣化する要因は、紫外線となります。
塗料の樹脂、顔料が紫外線の光エネルギーにより科学的結合が切断され劣化が進行します。 塗膜の耐久年数は塗料の耐候性やお住まいの環境にもよりますが、一般的には10年ぐらいが目安とされています。
お住まいを立ててから10年経過している方は、外壁材が劣化していないかチェックをされてみてください。劣化症状をひとつひとつみていきましょう。

劣化症状

塗膜の耐久年数は一般的には10年程度とお伝えしましたが、劣化症状はお住まいの形状や環境など様々な要因によって異なります。
窯業系サイディングの劣化症状としましては、チョーキングクラック色褪せコケ-藻-カビ・サイディングの変形-反り・外壁材自体の割れとなっております。一つずつ詳しく説明していきます。

チョーキング現象が起きてしまった窯業系サイディング
チョーキング現象が起きてしまった窯業系サイディング

チョーキングとは、お住まいの外壁を触った際に粉状のものが付着する現象のことを「チョーキング」と言います。チョークのような粉なので、チョーキングと呼ばれます。
また、チョーキングのことを「チョーキング現象」「白亜(はくあか)現象」などと呼ぶこともあります。呼び方が変わるだけで劣化症状は同じになります。
粉状の正体は、塗料の成分「顔料」になります。お色もお住まいの外壁の色によって異なります。

窯業系サイディングは、時間の経過とともに紫外線や熱、雨風の影響を受けて少しずつ劣化していきます。チョーキングは簡単に言いますと塗料の成分分離です。
塗料は「樹脂」+「顔料」+「添加剤」によってできています。ある程度、成分分離が進むと成分の一つである、「顔料」が、外壁の表面にでてきてしまいます。劣化の進行具合により触った際に付着する粉状のものの量は変わります。

お住まいの外壁を触った際に、しっかり付着するようでしたら塗替え時期になります。 一度プロの診断士に診てもらうと安心ですね!ホーミーズでも無料でお住まいの診断もしていますのでご活用ください😊

クラックには、ヘアークラックと構造クラックの2種類があります。

こちらがヘアークラック
こちらが構造クラック

0.3mm以下のひび割れを「ヘアークラック」と呼び、0.3mmを超えるひび割れを「構造クラック」と呼んでいます。この呼び方は国土交通省で決められています

ヘアークラックは、その名の通り髪の毛のように細いひび割れという意味です。すぐには重大な欠陥には繋がりにくいひび割れという定義になっています。

一方で割れが深く幅も広い構造クラックは、割れ目から雨が外壁内部に浸水しやすくなりますので、雨漏りの原因になってしまうことがあります。 構造クラックがお住まいの外壁材に見受けられたら、専門業者にきちんと視ていただきましょう。雨漏りを起こす前に定期的な点検や補修をオススメしております。

色褪せの原因は、紫外線による「顔料の色素結合の切断」と「化学変化による物質の変化」といわれており、時間の経過とともに色褪せると言われています。特に、日当たりのよい南面の外壁は、紫外線により劣化の進行が早い傾向があります。
また、色褪せのことを色がさめる退色とも呼ばれます。

カビが発生してしまっている窯業系サイディング

上の写真の黒くなっている部分がカビです。
コケや藻・カビ(微生物汚染)が発生する原因としては、塗膜が経年とともに劣化し、防水性が低下すると【塗膜・塗料】の水切れが悪くなってしまい水分が滞留しやすくなってしまいます。
写真のように塗膜が劣化により剥がれている部分にカビが発生しているのが分かります。
また、凹凸の多いデザインは水や汚れが溜まりやすいためコケや藻・カビが繁殖しやすくなります。

アルカリ性の建材は、酸性の微生物により建材を痛めてしまうため本来の耐久年数よりも早々にサイディングがダメになってしまいます。また、カビはアレルギーなどの病気を引き起こす原因となることもしばしば、、、
長く放置すると、カビが深く根を張るなど、完全に撤去するのが難しくなりますので、窯業系サイディングにカビが発生していたら早めに除去してあげるといいですね。カビやコケの除去は早めに越したことはありません。

窯業系サイディング材の反り

窯業系サイディングは、アクリル塗装をされた状態で出荷され新築から早くて5年~10年で防水機能が切れてしまいます。防水性が切れると、そこから水分が入り込み熱の影響により、変形や反りの原因となってしまいます。

14mm以下のサイディングボードは釘で止めてあります。その場合ですとビス打ちで多少戻る可能性はありますが、完全には戻りません。また、ビスを打つ際にサイディングボードが割れてしまう恐れがありますので注意が必要です。

15mm以上のサイディングボードは金具止めが推奨されています。中にはビス止めされたものもありますが、金具で止めてある場合がほとんどですのでビスで直すことは難しくなります。

また、サイディングボードの継ぎ目(目地)やサッシ周りはシーリング(コーキング)材で防水がされていますが、シーリング(コーキング)材が劣化するとそこから水分が入り込んでしまい、サイディングボードをダメにしてしまう恐れがありますので、シーリングも定期的な打ち替えが必要となります。

窯業系サイディング自体の寿命を延ばしてあげる方法は

塗装工事

です。劣化が見受けられた初期の段階で専門の塗装業者にお住まいの診断してもらうと安心ですね。

その際、相見積もりといって1社だけではなく、2社・3社と見積もりをとることをオススメしております。見積り金額や、工事内容等の妥当性の判断基準になるかなと思います。
妥当な金額や細かい工事内容の提示など、見積もりをしっかり提示してくれる業者は信頼できる可能性が高いです。

信頼できる塗装業社を見極めるのはとても難しいことかと思います。少し大変ですが、塗装工事の専門業者から、相見積もりを数社とることをオススメいたします。


窯業系サイディングという外壁材自体には耐水性能はないので、外壁塗装を行うことで、耐水性能をまかなっている。

定期的に塗装工事を行わなければ、劣化は進行し続け見た目が悪くなるだけではなく、防水機能が失われると内部に水分が浸入してしまうリスクがある。

窯業系サイディングの劣化症状
チョーキング/クラック/色褪せ/コケ・藻・カビ(微生物汚染)/変形・反り/シーリング(コーキング)
といった劣化がある。

窯業系サイディングの寿命を延ばす方法は、適切な時期に塗装工事を行う

外壁塗装を行う際は、1社だけではなく相見積もりをとることが重要です。


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