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ツートンカラーの外壁ってどう?失敗しない配色のコツ
2025.06.12
お役立ちコラム

この記事でわかること
ツートンカラーの外壁、最近人気だけど実際どうなの?
最近、熊本市でもツートンカラーの外壁を採用するご家庭が増えてきました。一昔前はベタ塗りの単色が主流でしたが、近年では「家の印象をおしゃれに見せたい」「個性を出したい」という要望が高まっており、ツートンカラーが注目されています。
さらに新築住宅の傾向を見ても、ツートンカラーを採用した外観が増えてきています。特にシンプルモダンやナチュラルモダンといったスタイルの住宅では、「白系+グレー系」「ベージュ系+木目調」といった組み合わせが好まれており、全体の印象に奥行きやリズムを持たせる狙いがあるようです。
ただし、人気だからといって誰がやっても成功するわけではありません。選ぶ色の組み合わせや、塗り分けの位置によっては「ちぐはぐ」「安っぽい」「落ち着かない」といった印象になることも。
この記事では、熊本で外壁塗装をご検討中の方に向けて、ツートンカラーで失敗しないためのコツを解説します。
ツートンカラーのメリット・デメリットとは?

メリット
・外観に立体感が出る
・スタイリッシュで目を引くデザインにできる
・アクセントカラーで個性を表現できる
デメリット
・色の選び方・塗り分け方にセンスが問われる
・将来の塗り替え時に色合わせが難しくなる場合も
・屋根やサッシの色と合っていないとチグハグに見える
特に「周囲の住宅と極端に浮いてしまう」「色あせや汚れが目立ちやすい配色」などは避けたいポイントです。
よくある「ツートン失敗例」から学ぶ
・白×黒 → 無機質すぎて冷たい印象に。モノトーンの組み合わせは一歩間違えると病院や公共施設のような雰囲気になってしまい、住まいに温かみが感じられません。
白をベージュや明るいグレーへ、黒も濃いグレーやネイビーに変更することでバランスが取れます。
・ベージュ×ブラウン → 境界がぼやけて少し古臭い雰囲気に。色の明度が近いためコントラストが出ず、全体がのっぺりしてしまいがちです。
色の明暗を分けることで全体的にメリハリがつきすっきりとした印象になります。
・明るい色×暗い色で塗り分けの位置が不自然 → 壁が分断されて見える。例えば窓の途中で色が切り替わるなど、視覚的な違和感が生まれやすく、雑な印象を与えてしまいます。
色を分ける位置は特に重要。全体的なバランスを見ながら目地で分けるとラインがきれいに出て馴染みが良いです。
これらの失敗の多くは、色そのものよりも「面積の比率」や「切り替える位置」「外構との調和不足」に起因しています。
成功する配色の黄金比とコツ
配色の基本は7:3の黄金比。
・7割はベースとなる落ち着いた色
・3割はアクセントとなる引き締め色や明るい色
迷ったときは「無彩色(白・グレー)+中間色(ベージュ・アイボリー)」の組み合わせが失敗しにくく安心です。
また、熊本のように自然が豊かで周囲の景観に緑や木目調の家が多い地域では、アースカラー(ブラウン・グレー・深緑など)との相性が良く、全体の調和を保ちやすい傾向にあります。
熊本で人気のカラーと実際の組み合わせ事例
ホーミーズ株式会社では以下のようなカラーが特に人気です。
チャコール:重厚感と高級感。ブラウン系との組み合わせでスタイリッシュに。汚れも目立ちにくく、耐候性の高い塗料であれば色褪せも起きにくい色味です。
アイアンバーグ:やや赤みを帯びた深い茶色で、温かみと個性を両立。木目調の玄関やフェンスとの相性が抜群で、ナチュラルテイストの住宅に特にマッチします。
ブロークンホワイト:真っ白よりも柔らかく、さまざまな色に合わせやすい万能色。明るく見えるのに眩しさがなく、やさしい印象を与えます。
これらの色は、モダン住宅・ナチュラル住宅・和モダンなど、さまざまな建築スタイルにも応用できる点が人気の理由です。
【実例①】

1F:コーヒーブラウン
2F:ミッドビスケット
→ 落ち着いた印象の中にもメリハリがある配色。また外構との馴染みも良いため全体的な統一感も
【実例②】

ベース:クールホワイト
アクセント:アイアンバーグ(玄関・バルコニー周り)
→ 軒天も木を連想させる色に塗装することでモダンな雰囲気に。
【実例③】

ベース:チャコール
アクセント:レッド(幕板部分)
→ 差し色のレッドがアクセントになり引き締まった印象に。
色だけじゃない!「塗り分け位置」もセンスの分かれ道
色の良し悪しだけでなく、「どこで切り替えるか」も重要です。
・1階と2階で分ける(王道)

縦に分ける(玄関部分のみ変えるなど)

窓まわりや出窓、バルコニー部分のみ色を変える

ワンポイント:やりすぎは逆効果。シンプルな切り替えにとどめた方が、長期的に見ても飽きにくく、資産価値の維持にもつながります。
【体験談】実際に塗り替えてみたお客様の声
上益城郡・O様邸:
「屋根壁の配色も今回、初めて単色から二色にと考えておりましたので、色選びにとても悩みましたが、藤本部長さんと一緒に何度も打ち合わせ検討したお陰で、納得した壁の色が完成しましたし、ご近所さんからの評判もとてもいいです。完成した今では、新築みたいになったね!と主人と喜んでおります。」
こうした体験談からも、「プロによる色の提案と可視化」が成功の鍵になることが分かります。
まとめ:ツートンは“攻めすぎない”のが成功の鍵
外壁の色分けは「住まいの顔」を決める大切な要素です。
奇抜にしすぎると飽きやすく、逆に印象が悪くなることも。まずは人気色をベースに、“攻めすぎないツートン”から始めるのが安心です。
また、実際に施工された事例を見てイメージを具体化することも重要です。近年はカラーシミュレーションの技術も進化しており、施工前に完成後の雰囲気を確認できるサービスも広がっています。
熊本で外壁塗装をご検討の方は、地域の街並みや気候に合った提案をしてくれる塗装店に相談するのが失敗しない一歩です。ホーミーズ株式会社では、カラーシミュレーションや実例写真もご用意しておりますので、ぜひお気軽にご相談ください。