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塗料選び
熊本で外壁塗装をするとき、塗料選びで迷う方がとても多いです。

シリコンがいいのか、フッ素がいいのか。阿蘇の火山灰は関係あるのか。遮熱塗料は本当に効果があるのか。

ネットで調べると情報がたくさん出てきますが、熊本の気候に当てはまるかどうか、正直疑問に思ったことはありませんか?このコラムでは、熊本で実際に施工している私たちが感じていることを、できるだけ正直にお伝えします。

熊本の気候的な特徴と外壁への影響

塗料選びの前に、熊本の気候的な特徴を押さえておきましょう。外壁塗装に影響する要素は主に4つあります。

🌋

阿蘇の火山灰

降灰が外壁に堆積することがある。黄砂との見分けがつきにくい。

→ 施工前の高圧洗浄が重要
☀️

高温多湿な夏

夏の気温が高く外壁・屋根が熱を蓄えやすい。室内温度にも影響する。

→ 遮熱塗料が特に有効
🌊

沿岸部の塩害

天草など沿岸部では塩分による劣化が内陸部より早く進む。

→ 耐塩害性の高い塗料が必要
🌧️

梅雨・台風

雨量が多く湿度が高い時期が続く。カビ・藻が発生しやすい。

→ 防カビ・防藻性が重要

「阿蘇の火山灰が外壁に影響する」は本当か?

熊本の外壁塗装について調べると「阿蘇の火山灰が外壁を傷める」という情報をよく目にします。しかし正直に言うと、現場でそれを実感したことはほとんどありません。

🔍 現場からの正直な話
施工現場で外壁を見ていると、確かに汚れが付着していることはあります。でも、それが火山灰なのか黄砂なのか、通常の大気汚染による汚れなのか、正直見分けがつきません。車に積もった灰のほうが目立つくらいで、外壁塗膜が火山灰によって特別に傷んでいるケースは、私たちの施工エリアではほとんど見たことがないのが実態です。
→ 「火山灰対策の特別な塗料が必要」と過剰に心配する必要はありません。

それでも施工前の高圧洗浄は絶対に必要

火山灰が外壁に大きなダメージを与えるかどうかは別として、塗装前の高圧洗浄は必須です。汚れや旧塗膜の粉化物が残ったまま塗装すると、塗料の密着不良につながります。

外壁塗装前の高圧洗浄の様子
  • 火山灰・黄砂・大気汚染の汚れは通常の高圧洗浄で対応できる
  • 塗装前の高圧洗浄を丁寧に行う業者を選ぶことが重要
  • 「火山灰対応」を過度に売りにしている業者には要注意
💡 大切なのは塗料の種類より、施工前の丁寧な洗浄と下地処理です。どんな高性能な塗料でも、下地処理が不十分では本来の耐久性を発揮できません。

熊本の夏と遮熱塗料の関係

熊本の夏は非常に暑く、外壁や屋根が蓄熱しやすい環境です。ホーミーズではほとんどのお客様に遮熱機能付きの塗料をご提案しています。ただし「遮熱塗料を選べばOK」というわけではありません。知っておいてほしい3つのポイントがあります。

通常の塗料
夏の屋根表面温度
70〜80
熱が室内に伝わりやすい
遮熱塗料(低汚染性あり)
夏の屋根表面温度
大幅
表面温度の上昇を抑制。効果を長期間維持できる
遮熱塗料の試験結果データ

① 遮熱×防汚性(低汚染性)がセットで初めて意味がある

「遮熱塗料」という言葉は耳馴染みが良く、選択肢として挙がりやすいのですが、遮熱機能だけでは不十分です。

考えてみてください。どんなに優れた遮熱塗料を塗っても、外壁や屋根に汚れが付着すれば、その汚れが熱を蓄えます。汚れた遮熱塗料は、きれいな通常塗料より遮熱効果が低くなる可能性があります。

💡 ホーミーズの考え方
遮熱塗料を選ぶなら、防汚性(低汚染性)がセットになった製品を選ぶべきだと思っています。遮熱という耳馴染みの良い言葉だけに引かれて塗料を選ぶのではなく、「汚れにくく、かつ遮熱効果が長期間維持できるか」という視点で選ぶことが大切です。
→ ホーミーズが取り扱うアステックペイントの遮熱塗料(超低汚染プラチナリファインシリーズなど)は遮熱機能と超低汚染性を両立しています。

② 色によって遮熱効果は変わる——ただしアステックペイントは別格

一般的な遮熱塗料は色の影響を大きく受けます。通常の黒色顔料(カーボンブラック)の日射反射率はわずか6%しかなく、黒い屋根は熱を吸収しやすいのが現実です。

しかしホーミーズが取り扱うアステックペイントのスーパーシャネツサーモシリーズは、チタン複合特殊無機顔料を使用することで、黒系の色でも平均日射反射率46%を実現しています。一般的な黒色顔料の約7倍以上の反射率です。

つまり、「黒にしたいけど遮熱も諦めたくない」というお客様の要望に応えられる塗料です。実際の現場でも黒や紺、深緑など濃い色の屋根を希望されるお客様に、遮熱性能を損なわずに色選びの自由度を提供できています。

  • 一般的な黒色顔料の日射反射率:約6%
  • アステックペイントのチタン複合特殊無機顔料(黒系):約46%
  • 黒・紺・深緑など人気の濃色でも遮熱効果を発揮できる
  • 変退色しにくいため、塗り立ての美しい色を長期間維持できる
スーパーシャネツサーモSi

スーパーシャネツサーモSi(シリコン)

スーパーシャネツサーモF

スーパーシャネツサーモF(フッ素)

③ 屋根への効果が圧倒的に大きい

遮熱塗料は外壁より屋根塗装での効果が特に大きいとされています。屋根は直射日光を最も受けやすい部分であり、夏場の表面温度は70〜80℃に達することもあります。外壁と屋根を同時に塗装する場合は、特に屋根の遮熱・防汚性能にこだわることをおすすめします。

💡 まとめると、熊本の夏対策として遮熱塗料は非常に有効ですが、選ぶ際は①遮熱+防汚性がセットか②できるだけ淡い色を選ぶ③屋根を優先する、この3点を意識してください。

沿岸部(天草方面)の塩害と塗料選び

天草や宇土半島など熊本の沿岸部では、内陸部とは異なる塗料の選び方が必要になる場合があります。

🔍 現場からの目線
天草方面での施工事例は多くありませんが、車で通っていると沿岸部の住宅の外壁や金属部分が明らかに内陸部より劣化が早いことに気づきます。特に金属製の雨樋や換気口などがサビている光景をよく目にします。海に近い地域に住んでいる方は、塗料選びの際に「耐塩害性」という視点を加えることをおすすめします。
→ 沿岸部では塗料の耐久性がより重要になります。

塩害が外壁に与える影響

  • !塩分が外壁の塗膜に浸透し、内部から劣化が進む
  • !金属部分(雨樋・換気口・サッシ周り)のサビが早く進行する
  • !内陸部より塗膜の耐用年数が短くなる場合がある
  • !コーキングの劣化も早まりやすい

沿岸部での塗料選びのポイント

  • 耐塩害性・耐候性の高いフッ素塗料・無機塗料が特におすすめ
  • 金属部分には錆止め(防錆)塗料を下塗りに使用する
  • コーキング(目地)も耐候性の高いものを選ぶ
  • 内陸部より短いサイクルでの点検・メンテナンスを心がける

熊本の気候を踏まえた塗料グレードの選び方

シリコン・フッ素・無機、どれが正解というわけではありません。お客様の予算・建物の状態・立地によって最適な塗料は変わります。

SILICON / シリコン塗料
初期費用を抑えたい方に
価格と性能のバランスが良く、熊本でも最も多く使われているグレード。遮熱機能付きの製品を選べば熊本の夏にも対応できます。
目安耐用年数:10〜19年
プラチナシリコンREVO2000IR
FLUORINE / フッ素塗料
長期的に安心したい方に
耐候性・耐塩害性が高く、熊本の沿岸部や紫外線の強い環境に特に向いています。トータルコストでシリコンより有利になることも。
目安耐用年数:15〜26年
プラチナフッ素REVO2000IR
INORGANIC / 無機塗料
塗り替え回数を減らしたい方に
最高クラスの耐久性。初期費用は高いですが、長期的なメンテナンスコストを大幅に抑えられます。
目安耐用年数:20年以上
無機塗料
お住まいの環境おすすめグレード特に重視する機能
熊本市内・内陸部(標準)遮熱シリコン〜フッ素遮熱性・防カビ・防藻性
天草・宇土など沿岸部フッ素〜無機耐塩害性・防錆下塗り
日当たりが強い南向き外壁・屋根遮熱フッ素〜無機遮熱性・耐候性
⚠️ どの塗料を選ぶにしても、最終的には現地診断をした上で判断することが重要です。外壁の状態・外壁材の種類によって塗料の相性が変わることがあります。

まとめ

「阿蘇の火山灰があるから特別な塗料が必要」という情報はよく見かけますが、現場の実態としては通常の施工で十分対応できます。大切なのは、丁寧な高圧洗浄と下地処理です。一方で、熊本の高温多湿な夏への対策として遮熱塗料は非常に有効です。

塗料選びに正解はありません。大切なのは「熊本の気候に合った提案ができる、信頼できる業者に相談する」ことだと思っています。

このコラムのまとめ
  • 「阿蘇の火山灰対策の特別な塗料」は現場的には不要——高圧洗浄で十分対応できる
  • 熊本の高温多湿な夏には遮熱機能付き塗料が特に有効
  • 遮熱効果は屋根への効果が特に大きく、室内環境の改善につながる
  • 沿岸部(天草など)では耐塩害性の高いフッ素・無機塗料がおすすめ
  • 塗料グレードはお客様の予算・立地・建物の状態に合わせて選ぶ
  • 「熊本だから特別な塗料が必要」より「熊本の気候に合った提案ができる業者」を選ぶことが大切
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