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塗膜を長持ちさせる!正しい下地処理とは?
2024.07.19
お役立ちコラム
熊本市の屋根・外壁塗装専門店
HOMIES株式会社藤本塗装(プロタイムズ熊本西店)です😄
外壁塗装を考える際に気になるのは、仕上がりだと思います。
美しい仕上がりはもちろんですが、塗料が持つ耐久性をしっかり果たしてくれることも重要ですよね。
「聞いていた話よりも長持ちしない・・・」 「一年ほどで色が剥がれきた・・・」
とならないためにも重要なのが下地処理となります。
この記事では塗装工事においての下地処理の重要性についてご紹介しております。
足場の設置
塗装工事を行うとなっても、すぐ塗るわけではありません。
仮設足場を建て、飛散防止ネットを貼ります。
周囲に高圧洗浄の汚れや塗料が飛散するのを防いでくれます。
足場無しでもやってくれるという業者の場合、
工事費用は安くなるかもしれませんが法令違反となりますので注意してください。
労働安全衛生規則第518条では
「2m以上の高所において作業を行う場合、足場を設ける必要がある」と定められています。
後に大きなトラブルにつながる恐れや品質の確保が保たれない場合もありますので、
本当に足場が必要ではないのかを見極めるためにも何社か見積もりを取るのがおすすめです
そして、必ず必須項目となる工程が下地処理です。
下地処理とは?
下地処理といいましたが、「下地調整」と呼ばれることもあります。
下地処理(調整)とは、塗装を行う前に下地(外壁材や屋根材)の状態を整える作業のことをいいます。
下地処理(調整)には
「高圧洗浄」や「ケレン」「クラック(ひび割れ)補修」
などさまざまな工程があります。
下地処理したらいいというわけではなく状況に応じて必要となってきます。
なぜ下地処理が重要か?(種類と必要性)
いくら良い塗料を使って塗り変えたとしても下地処理を適切に行わなければ、
塗りたてはピカピカでも、塗料本来の効果が発揮されず
塗料の耐久性や美観は短期間で損なわれてしまい、施工不良となってしまうからです。
では、下地処理(調整)の役割を一つずつ詳しく解説していきます。
①高圧洗浄
高圧洗浄とは、塗装工事を行う場合どのお住まいでも必ず必須となる工程です。
下地の表面には、時間の経過とともに、ホコリや汚れ・カビ・コケが付着し、
経年劣化で傷んだ塗膜・チョーキングの粉なども洗浄前の下地には付着しております。
洗浄を行わずに塗装工事を始めてしまうと塗料が下地に密着せず
塗装を行ったとしても、塗膜の剥がれなどに繋がりますので
しっかりと洗い流す目的で業務用の高圧洗浄機を使い洗い流します。
業務用の高圧洗浄機は、一般家庭用の電気高圧洗浄機に比べ、3倍以上の差がでるものもございます。
高圧洗浄後は乾燥時間を十分に設ける必要があります。濡れた状態で塗装工事を行うとこれもまた膨れや剥がれといった施工不良に繋がります。
②ケレン
高圧洗浄でも取り除けなかった汚れや旧塗膜があった場合にケレンを行います。
ケレンとは、主に鉄部や金属部に生じた錆や汚れ・旧塗膜を落とす作業の事を指します。
鉄部や金属部は錆びやすく
その上から塗装を行ったとしても錆が進行し、塗膜が剥がれ施工不良に繋がります。
ケレンは英語のクリーン(Clean)に由来するとも言われています。
大きくケレンと呼びますが、ケレンにも種類があり
1種・2種・3種・4種と4種類に分けられます。
1種・2種は一般住宅ではなく、橋梁や船舶などで行われる内容となっており、
戸建て住宅の塗装工事では、3種と4種が行われています。
3種ケレンは、手工具と電動工具を用いてサビの除去や旧塗膜の除去を行うことを指します。
部分的に行い、劣化していない十分な密着性がある旧塗膜は残します。
ワイヤーホイル、ディスクサンダーなどの電動工具の他、スクレーパーやワイヤーブラシなどの手工具を併用して行います。
3種ケレンは、ケレン面積に応じて「A・B・C」3つのランクに分かれますが作業自体は一緒となります。
4種ケレンでは全体的に劣化が少なく
サビもあまり広がっていない場合に、手工具のみでケレン処理できることを指します。
皮スキやスクレーパー、ワイヤーブラシ研磨パット、サンドペーパー、マジックロンなどを使い、表面を処理します。
ケレンは鉄金属部以外にも木部でも行われます。
木部はケレンが命というぐらいケレン作業が大切になります。
旧塗膜(古い塗膜)が残った状態で塗装を行ってしまうと、剥がれかけていた旧塗膜と一緒に
新たな塗膜も剥がれてしまったり塗膜にムラができたりと、耐久性にも期待ができません。
旧塗膜や剥がれかけている塗膜部をしっかり除去し下地表面にあえて凹凸を施す事で塗料が下地に密着しやすくなり、美しい仕上がりが得られます。
③クラック
クラックとは、外壁材や屋根材(基礎巾木や付帯部も含む)にできたひび割れのことをさします。クラックには「ヘアークラック」と呼ばれるものと「構造クラック」と呼ばれるものの2種類があります。ヘアークラックとは、0.3mm以下の割れのことを指し、0.3mmを超えるひび割れを構造クラックと呼びます。
クラックの補修方法は、外壁と屋根で補修方法が異なります。
また、下地材によっても補修方法が異なりますので、注意が必要です。
まず外壁のクラック補修方法は、
シーリング工法とパテを使い埋める方法があります。
下地(外壁材)がモルタルやALCであればカチコテを使用し
下地(外壁材)がサイディングであればシーリングで補修を行います。
シーリング材には弾力があるのでサイディング材の伸縮にも対応できるよう
クラック補修にはシーリング材での補修をオススメしていますが、
窯業系サイディングに限り専用のひび割れ補修材
リペアエポCRでの補修が可能となります。
クラック補修をしっかり行うことで、
塗料が均一に塗布でき、ひび割れなどからの水の侵入を防ぐことができます。
屋根のクラック補修には、コーキングによる補修方法と差し替え(交換)になります。
一部でしたら、コーキングや差し替えも行えるのですが、
耐用年数を迎え全体的な不具合がある場合には、葺き替えやカバー工法といった方法もあります。
まとめ
プロの塗装業者は様々な壁面の状態に対応するための専門知識と経験を持ち合わせています。
これにより最適な下地処理を行うことができ
塗装の仕上がりや塗料の耐久性を最大限に引き出すことができます💫
専用の高圧洗浄機や補修材など、適切な道具と材料を使用します。
これにより、効率的かつ高品質な下地処理を行い、
高品質な塗装工事を提供することが可能となります。
下地処理が適切に行われていると、塗料本来の耐久性や美観を保つ事ができます。
下地処理をしっかり行う会社は、その分料金も高くなってしまいますが
長い目で見た時には、コストカットにも繋がりますね。
塗装工事を行う前に、お住まいの無料診断をしっかりしてもらい
どんな劣化症状があって、どんな下地処理を行うのか
明確にしてもらえると安心ですね☺
熊本市の屋根・外壁塗装は
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