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外壁からの雨漏りの原因は?見つけ方と応急処置、修理費用の目安
2026.10.05
お役立ちコラム

「部屋の壁にシミができている」「大雨の日だけ、窓の上から水がにじんでくる」「天井から水がポタポタ垂れてきた」――こうした症状に気づいたとき、まず気になるのが「どこから雨水が入っているのか」ではないでしょうか。
外壁からの雨漏りは、サッシまわりやコーキングの劣化、外壁のひび割れなどが原因になります。ただし、雨水の入口と、室内にシミが出る場所は一致しないことが多く、見た目だけで原因を特定するのは簡単ではありません。
この記事では、熊本で外壁塗装・屋根塗装・防水工事を行い、雨漏りの散水調査も行っているホーミーズが、 外壁から雨漏りする主な原因と見つけ方、自分でできる応急処置、修理費用の目安 まで、現場目線でお伝えします。
- 主な原因は、サッシまわりや目地のコーキングの劣化、外壁のひび割れ、配管まわりの隙間などです。
- 雨水の入口とシミの場所は一致しないことが多いため、原因の特定には散水調査などの調査が必要です。
- 自分で隙間をコーキングで埋めるのは避けましょう。原因が分からなくなったり、水の逃げ道を塞いで悪化させたりすることがあります。
CONTENTS
1. その壁のシミ、雨漏り?結露?見分け方
室内の壁のシミや濡れは、雨漏りだけでなく結露によって起こることもあります。まずは、どちらの可能性が高いかを確認しましょう。
| 確認するポイント | 雨漏りの可能性が高い | 結露の可能性が高い |
|---|---|---|
| 天気との関係 | 雨の日や雨の翌日にシミが広がる、濡れる | 雨と関係なく、寒い日の朝などに濡れている |
| 季節 | 季節を問わず、大雨や台風のときに起こる | 冬場など、室内と屋外の温度差が大きい時期に多い |
| 場所 | 窓の上や横、天井と壁の境目など、特定の場所に出る | 窓ガラスやサッシ、北側の部屋の壁の隅、家具の裏などに出やすい |
| 見た目 | 茶色っぽい輪のようなシミが残る | 全体的にしっとりと濡れ、黒いカビが出やすい |
※上記はあくまで目安です。雨漏りと結露は見た目だけでは判断できない場合があり、両方が同時に起きていることもあります。
迷ったら、雨の日と晴れの日に写真を撮っておく
雨漏りか結露か判断がつかない場合は、雨の日と晴れが続いた日に、同じ場所の写真を撮って比べてみましょう。日付と天気が分かる記録は、業者が原因を調べるときにも大切な手がかりになります。
2. 外壁から雨漏りする主な原因
外壁からの雨漏りは、主に次のような箇所から雨水が入り込むことで起こります。
① サッシ(窓)まわり
外壁からの雨漏りで、特に多い箇所のひとつです。窓枠と外壁の間を埋めているコーキングが劣化してひび割れや隙間ができると、そこから雨水が入り込みます。窓の上や横の壁にシミが出ている場合は、まず疑われる箇所です。
② 外壁の目地のコーキング
サイディングの外壁では、外壁材のつなぎ目(目地)をコーキングで埋めています。コーキングが硬くなってひび割れたり、剥がれたりすると、雨水の入口になります。サイディングの症状については、サイディングのトラブルを症状別に解説したコラムで詳しくお伝えしています。
③ 外壁のひび割れ
モルタルの外壁などに入ったひび割れから、雨水が入り込むことがあります。髪の毛ほどの細いひび割れであればすぐに雨漏りにつながることは少ないものの、幅が広いひび割れや、深くまで達しているひび割れは注意が必要です。ひび割れの種類と危険度は、外壁のひび割れについて解説したコラムでまとめています。
④ 外壁材の浮き・反り、小さな隙間
外壁材の反りや浮き、つなぎ目にできた小さな隙間も、雨水の入口になります。見た目では「ただの傷」にしか見えないほど小さな隙間が原因だったケースもあります(第3章でご紹介します)。
⑤ 換気フード・配管・エアコン穴などの貫通部
換気扇の外側のフードや、エアコンの配管を通す穴など、外壁に穴をあけて取り付けている部分は、まわりのコーキングが劣化すると雨水が入り込みやすくなります。
⑥ ベランダ・屋根と外壁の取り合い
ベランダの手すり壁の上部(笠木)や、1階の屋根と2階の外壁がぶつかる部分など、異なる部材が接する「取り合い」も雨漏りが起こりやすい箇所です。ベランダの防水については、ベランダ・屋上の防水工事について解説したコラムもあわせてご覧ください。
3. 雨水の入口とシミの場所は一致しないことが多い
外壁から入り込んだ雨水は、壁の内側で柱や防水シートなどを伝って移動し、入口から離れた場所でシミとして現れることがあります。そのため、シミが出ている場所のすぐ外側を直しても、雨漏りが止まらないことがあります。
原因を特定するための「散水調査」
散水調査は、雨水の入口と考えられる箇所に、範囲を区切って順番に水をかけ、室内側で雨漏りが再現するかを確認する調査です。怪しい箇所を一つずつ確かめていくため時間はかかりますが、目視だけでは分からない原因を突き止められることがあります。ホーミーズでは、散水調査を無料で行っています(調査に伴って、外壁の一部を開けるなどほかの作業が必要な場合は、費用がかかります)。
散水調査を行ったところ、外壁の目地付近にある、傷のようにしか見えない小さな隙間から雨水が入り込んでいることが分かりました。見た目では雨漏りの原因とは思えないほど小さな隙間でも、雨水の入口になることがあります。
4. 外壁塗装だけで雨漏りが直るとは限らない理由
外壁は、雨水を二重の仕組みで防いでいます。
二次防水:外壁材の内側にある防水シートや、サッシまわりの防水テープなど、一次防水を通り抜けた雨水を室内に入れないための部分
室内まで雨水が入り込んでいる場合、一次防水だけでなく、二次防水にも傷みや施工上の不具合が生じていることがあります。外壁塗装は一次防水の表面を保護する工事のため、二次防水に原因がある場合は、塗装だけでは雨漏りが止まりません。
もちろん、コーキングの劣化や外壁の小さな隙間が原因であれば、コーキングの打ち替えや補修、塗装によって雨漏りが止まるケースもあります。大切なのは、原因を確かめたうえで、その原因に合った修理を行うことです。
5. 自分でできる応急処置と、やってはいけないこと
- 室内を守る:水が垂れる場所にバケツやタオルを置き、床や家具をビニールシートで覆います。
- 電気まわりに注意する:コンセントや照明の近くが濡れている場合は、触らずに電気製品を移動し、心配な場合はブレーカーを落としてください。
- 記録を残す:シミや水が垂れている様子を、日付・天気・風の向きとあわせて写真や動画で残します。原因の特定や、火災保険の申請が必要になった場合にも役立ちます。
-
自分で隙間をコーキングで埋める
雨水の入口がどこか分からないまま埋めると、本当の原因が分からなくなり、調査が難しくなります。また、壁の中に入った水の逃げ道まで塞いでしまい、壁の内側に水がたまって悪化することがあります。 -
雨の中や、高い場所で作業する
足元が滑りやすく、転落の危険があります。外壁の高い場所の確認や作業は、自分では行わないでください。 -
室内の壁紙や壁を自分で剥がす
被害の範囲を広げたり、原因の手がかりを失ったりすることがあります。 -
「雨がやんだから」と放置する
雨がやむとシミが乾いて目立たなくなることがありますが、壁の内側では傷みが進んでいることがあります。
屋根からの雨漏りで、応急的にブルーシートで覆う方法については、ブルーシート養生について解説したコラムでお伝えしています。
6. 緊急度セルフチェック
ご自宅の状況を、安全に確認できる範囲でチェックしてみましょう。
雨水の入口になりそうな症状がある
- サッシまわりや目地のコーキングにひび割れ・隙間がある
- 外壁にひび割れがある
- 室内にシミや濡れは見られない
→ 今は雨漏りしていなくても、雨水の入口になる前に補修できる段階です。早めに点検を受けておくと、補修の範囲を小さく抑えやすくなります。
大雨や台風のときだけ、室内に症状が出る
- 大雨や台風のときだけ、壁や天井にシミが出る
- シミが少しずつ広がっている
- 窓枠のまわりが、雨の日にときどき濡れている
→ 雨水がすでに室内側まで入り込んでいる状態です。晴れの日には症状が出ないため様子を見がちですが、壁の内側で傷みが進むことがあります。早めに原因を調べることをおすすめします。
雨のたびに水が垂れる、シミが大きい
- 雨が降るたびに、壁や天井から水が垂れてくる
- シミが大きく広がっている、壁紙が浮いている
- カビのにおいがする、床が湿っている
- コンセントや照明の近くが濡れている
→ 下地の腐食やカビ、漏電などにつながるおそれがある状態です。すぐに専門業者へご相談ください。
※上記は一般的な目安です。正確な判断には現地での確認が必要です。
散水調査は無料です。まずは写真でご相談ください
シミや水が垂れている様子の写真をLINEで送っていただければ、まず写真で確認できる範囲をお伝えします。
室内のシミの写真と、その外側にあたる外壁の写真があれば十分です。
お電話でのご相談も歓迎です。
7. 雨漏りを放置するとどうなるか
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柱や下地の木材が腐る
壁の内側で水を含んだ状態が続くと、柱や下地の木材が腐り、建物の耐久性の低下につながります。 -
室内にカビが発生する
壁の内側や壁紙の裏にカビが発生し、室内ににおいが出ることがあります。 -
断熱材が傷む
壁の中の断熱材が水を含むと、断熱性能が下がり、乾きにくいため傷みも進みやすくなります。 -
シロアリの被害を受けやすくなる
湿った木材は、シロアリの被害を受けやすくなります。 -
修理の範囲と費用が大きくなる
初期であればコーキングの補修で済んだはずが、外壁材や下地の張り替えが必要になることもあります。
8. 修理方法と費用の目安
| 内容 | 費用の目安 |
|---|---|
| 散水調査(ホーミーズの場合) | 無料(調査に伴うほかの作業が必要な場合は別途) |
| サッシまわりのコーキング打ち替え | 1か所1万円〜(窓の大きさによって変わります) |
| 外壁の部分補修(ひび割れ・小さな隙間など) | 数万円程度〜 |
| 外壁目地のコーキング打ち替え(外壁全体・30坪程度) | 18万円〜25万円程度(足場代別) |
| 足場の設置(30坪前後) | 15万円〜25万円程度 |
| 外壁塗装(延床30坪前後の一般的な2階建て) | 80万円〜120万円程度(足場代込み) |
| 外壁材の部分張り替え、防水シートの補修など | 被害の範囲によって大きく異なるため、調査後にお見積り |
※上記は一般的な目安です。原因や被害の範囲、使用する材料によって金額は変動します。正確な金額は現地確認後のお見積りでご案内しています。
※2階の窓まわりなど、高い場所の補修で足場が必要な場合は、別途足場代がかかります。
原因を調べてから、必要な修理だけをご提案します
「どこから漏れているか分からない」段階からご相談ください。
散水調査・お見積りは無料です。
9. 業者選びのポイントと、火災保険の注意点
原因を調べてから、修理方法を提案しているか
雨漏りの修理で最も大切なのは、原因の特定です。調査をせずに「塗装すれば直る」「この隙間が原因」と言い切る業者には注意が必要です。原因が違えば、修理をしても雨漏りは止まりません。
- 散水調査など、原因を調べる調査を行っているか
- 原因と修理の範囲を、写真を使って説明してくれるか
- 修理方法と、その方法を選ぶ理由を説明してくれるか
- 修理後に雨漏りが再発した場合の対応や保証を、書面で確認できるか
火災保険は使える?
多くの火災保険には、台風や強風による被害を補償する「風災」などの補償が含まれています。雨漏りで保険が使えるかどうかは、雨漏りの原因が何かによって決まります。
| 区分 | 例 |
|---|---|
| 対象になる可能性がある | 台風や強風で外壁が壊れ、そこから雨漏りした(飛来物で外壁に穴があいた、など) |
| 対象にならない | コーキングの劣化や、年数が経ってできたひび割れ・隙間など、経年劣化による雨漏り |
外壁からの雨漏りは、第3章でご紹介した事例のように、経年劣化が原因のことが多く、その場合は火災保険の対象になりません。補償の内容や自己負担額は契約によって異なり、保険金が支払われるかどうかは保険会社が判断します。また、保険金の請求には、損害が発生してから3年という期限があります。
経年劣化を台風の被害と偽って申請するよう勧めたり、保険金から高額な手数料を取ったりする業者とのトラブルが起きています。事実と異なる申請は保険金詐欺にあたるおそれがあり、契約者本人が責任を問われることもあります。
ホーミーズでは、保険申請の代行は行っていませんが、台風などの被害で保険を申請される場合は、保険会社に提出する被害箇所の写真や、修理の見積書の作成に対応しています。
訪問営業での勧誘への注意点は「外壁塗装の訪問販売、悪徳業者の手口とクーリングオフ」、業者選び全般のポイントは外壁塗装の業者選びについて解説したコラムでもまとめています。
10. 熊本の住宅で意識したいこと
代表・職人のこれまでの経験を含め、熊本を中心に約3,000棟の施工に携わってきました。熊本の気候・地域特性を踏まえて、意識しておきたい点をお伝えします。
台風の横殴りの雨は、普段は入らない場所から入り込む
台風のときの横殴りの雨は、普段の雨では濡れにくいサッシの上部や、外壁の小さな隙間にも強く吹き付けます。「台風や大雨のときだけ漏れる」という雨漏りは、こうした場所が原因になっていることがあります。台風の後は、室内に新しいシミが出ていないかを確認しておきましょう。台風前後の備えについては、台風対策について解説したコラムもあわせてご覧ください。
大きな地震の後は、サッシまわりや目地の隙間を確認
地震の揺れによって、サッシまわりや外壁の目地にズレや隙間が生じることがあります。地震の直後には症状が出なくても、その後の大雨で雨漏りとして現れることもあるため、地震の後は外壁のつなぎ目も確認しておくと安心です。
夏の強い日差しで、コーキングの劣化が進みやすい
夏場の強い日差しと高い気温は、コーキングの劣化を早める要因になります。特に南面・西面の窓まわりは、劣化が進みやすい傾向があります。雨漏りの入口になる前に、定期的に状態を確認しておきましょう。
11. よくある質問
12. まとめ|まずは原因を確かめることが大切です
外壁からの雨漏りは、サッシまわりやコーキングの劣化、外壁のひび割れ、小さな隙間など、さまざまな箇所が原因になります。雨水の入口とシミの場所は一致しないことが多いため、見た目だけで判断せず、原因を確かめたうえで修理することが大切です。
- まずは雨漏りか結露かを、天気との関係などから確認する
- 雨水の入口とシミの場所は一致しないことが多い
- 自分で隙間をコーキングで埋めず、記録を残して相談する
- 外壁塗装だけで雨漏りが直るとは限らない
- 経年劣化による雨漏りは、火災保険の対象にならない
ホーミーズでは、散水調査で原因を確かめたうえで、その原因に合った修理をご提案しています。
「どこから漏れているのか分からない」という段階でも構いません。まずはお気軽にご相談ください。
その雨漏り、どこから入っているのか
まずは無料で調べさせてください
散水調査・お見積りは無料です。
原因を確かめたうえで、必要な修理だけをご提案します。
受付時間 9:00〜17:00
LINEでは、室内のシミや外壁の写真を送っていただくところからでも構いません
