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高いシェア率を誇るモルタル外壁とは?

熊本市の屋根・外壁塗装専門店
HOMIES株式会社藤本塗装(プロタイムズ熊本西店)です🐰

モルタル外壁は、日本の住宅建築において長い歴史を持つ代表的な外壁材です。その堅牢(けんろう)さやデザイン性の高さから、今でも多くの住宅で採用されています。
モルタル外壁の基本的な特徴から、さまざまな仕上げ方法、そして劣化症状まで詳しく解説します。

モルタル外壁とは?

日本の戸建て住宅などに使用されている外壁材の種類の一つです。
耐火性・耐久性に優れており、窯業系サイディングに次いで日本で2番目に使用されている外壁材です。
モルタル外壁とは、セメント、砂、水を混ぜ合わせた「モルタル」を使用した外壁のことを指します。モルタルは、建物の下地に塗りつけることで、外壁としての役割を果たします。

その主な成分であるセメントは非常に硬く、耐久性が高いのが特徴です。また、防火性能にも優れており、火災に対しても強い耐性を持っています。

モルタル外壁の特徴

1. 高い耐久性
モルタル外壁は非常に堅牢であり、外部からの衝撃や摩耗に対して強い耐久性を持っています。しっかりとした施工が行われている場合、数十年にわたってその耐久性を維持することができます。

2. 優れた防火性能
モルタルは不燃材料であるため、火に強い特徴があります。万が一の火災時にも燃え広がりにくく、建物の防火性能を高めます。

3. デザインの自由度
モルタルは仕上げ方法が多彩で、さまざまなテクスチャー(質感)や色を実現できます。シンプルな仕上げから個性的なデザインまで、好みに応じた外観を作り上げることが可能です。

4. ひび割れのリスク
経年劣化や乾燥収縮により、ひび割れが発生しやすい外壁材になります。このひび割れが進行すると、雨水が侵入し、建物の内部に影響を及ぼす可能性があるため、定期的なメンテナンスが必要です。

5. メンテナンスの重要性
モルタル外壁は、その耐久性を維持するために、定期的なメンテナンスが必要とされています。
特に、防水性能を保つためには、適切なタイミングでの塗装や補修が推奨されます。

モルタル外壁の仕上げ方法

モルタル外壁は、仕上げ方によって見た目や質感が大きく変わります。
代表的な仕上げ方をいくつかご紹介します。

1. リシン吹き付け
リシン吹き付けは、モルタルの表面にリシンと呼ばれる細かい粒状の素材を吹き付ける仕上げ方法です。
ざらざらとした質感が特徴で、耐候性や耐久性に優れているため、モルタル外壁の仕上げとして広く採用されています。また、凹凸があるため、多少の汚れや傷が目立ちにくいという利点もあります。

2. スタッコ仕上げ
スタッコ仕上げは、モルタルの表面に厚みを持たせた仕上げ方です。
コテを使って凹凸や模様を作り出し、個性的な質感を表現することができます。スタッコ仕上げは、特にスペイン風や地中海風のデザインにマッチしやすく、異国情緒あふれる外観を作り上げることができます。

3. 吹き付けタイル
吹き付けタイルは、モルタルの上にタイル模様を吹き付ける仕上げ方法です。
タイルを一枚一枚貼るのではなく、タイル模様をスプレーで再現するため、工期が短く、コストも抑えられるのが特徴です。本物のタイルのような高級感を出しつつ、軽量であるため建物への負担も軽減できます。

4. ペンキ塗り
モルタル外壁に直接ペンキを塗る仕上げ方法です。ペンキの色や質感を選ぶことで、好みに合わせたカスタマイズが可能です。定期的な再塗装が必要ですが、その分色やデザインを変えることができるので、外観に変化をつけたい場合に適しています。

5. コテ仕げ(左官仕上げ)
コテ仕上げは、職人がコテを使ってモルタルの表面に模様や凹凸をつける仕上げ方法です。
手作業で行うため、独特の味わいと個性を持つ外観に仕上げることができます。シンプルな平滑仕上げから、波模様や縞模様など、さまざまなパターンが可能です。

6. 石目調仕上げ

石目調仕上げは、モルタル外壁に石の質感を模した仕上げ方法です。
自然石のような見た目を持ちながらも、軽量であるため建物への負担が少なく、かつコストも抑えられるのが特徴です。ナチュラルで高級感のある外観を求める場合に最適です。

モルタル外壁の劣化症状

モルタル外壁は長期間にわたって使用できる優れた外壁材ですが、劣化が進行するとさまざまな症状が現れます。以下に代表的な劣化症状を紹介します。

1. ひび割れ(クラック)
モルタル外壁の最も一般的な劣化症状がひび割れです。乾燥や温度変化により、モルタルが収縮・膨張を繰り返すことでひび割れが発生します。このひび割れから雨水が侵入すると、内部の構造材が腐食したり、カビが発生するリスクがあります。

2. チョーキング現象
外壁の表面に白い粉状の物質が付着する現象を「チョーキング」と呼びます。これは、塗装面が劣化し、顔料が表面に浮き出てくることで発生します。
チョーキングのことを、「チョーキング現象」「白亜(はくあか)現象」など呼ぶこともありますが、呼び方が変わるだけで、劣化症状は同じです。 粉状のお色はお住まいの外壁の色(塗膜)によって異なります。
チョーキングは塗装の劣化を示すサインであり、再塗装のタイミングを知らせる重要なサインです。

3. カビ・藻の発生
モルタル外壁は、湿気がこもりやすい環境にあるとカビや藻が発生しやすくなります。特に日当たりが悪い北面では、カビや藻が発生しやすいと言えます。
カビや藻は見た目の問題だけでなく、外壁の劣化を加速させる原因となるため、早めの対処が必要です。

4. 塗膜の剥離
モルタル外壁に塗られた塗膜が剥がれてくることがあります。これは、塗膜の劣化や下地との密着不良が原因です。
塗膜が剥がれると、外壁が直接雨風にさらされるため、モルタル自体の劣化が進行しやすくなります。

5. 浮き・剥がれ
モルタル自体が下地から浮いてしまうことがあります。これは、モルタルと下地の接着が弱くなることで発生します。
浮いた状態が続くと、最終的にモルタルが剥がれ落ちることもあり、危険です。こうした状態は早期に補修することが重要です。

モルタル外壁のメンテナンス

モルタル外壁は耐久性が高い反面、劣化が進行すると前述のようなさまざまな問題が発生します。
これらの劣化症状を防ぎ、外壁の美観と機能を維持するためには、適切なメンテナンスが欠かせません。モルタル外壁のメンテナンス方法を詳しく解説します。

1. 定期的な点検
モルタル外壁の劣化を早期に発見するためには、定期的な点検が重要です。少なくとも年に一度は、ひび割れやチョーキング、塗膜の剥離などの症状がないかを確認しましょう。特に、梅雨や台風シーズンの後は、雨水によるダメージがないか注意深くチェックすることが必要です。

2. ひび割れ補修
ひび割れが見つかった場合は、早めに補修を行うことが大切です。小さなひび割れであれば、専用の補修材を使って自分で補修することも可能です。しかし、ひび割れが深い場合や広範囲にわたる場合は、プロの業者に依頼してしっかりと補修してもらうことをお勧めします。

3. 再塗装
モルタル外壁の美観を保ち、防水性能を維持するためには、定期的な再塗装が不可欠です。塗装の寿命は使用する塗料によって異なりますが、一般的には10〜15年ごとに再塗装が必要です。再塗装の際には、塗料の種類や色、仕上げ方を再検討することで、新しい外観を楽しむこともできます。

4. 防水処理
防水処理は、モルタル外壁の耐久性を高めるために非常に重要です。防水性が失われると、雨水が内部に浸透し、外壁や建物全体にダメージを与える可能性があります。定期的に防水処理を施すことで、外壁の寿命を延ばし、建物を湿気から守ることができます。

5. カビ・藻の除去
カビや藻が発生した場合は、専用の洗浄剤を使って除去することが必要です。放置すると外壁の劣化が進み、再塗装や補修の費用がかさむ原因となります。カビや藻が発生しやすい場所には、予防的な対策を施すことも効果的です。

6. 専門業者によるメンテナンス
モルタル外壁のメンテナンスは、専門業者に依頼することでより確実に行うことができます。業者による点検や補修、再塗装は、プロの技術と経験を活かして高品質に仕上げられます。特に、ひび割れや剥離といった深刻な劣化症状が見られる場合は、早急に専門業者に相談することが重要です。

まとめ

モルタル外壁は、その堅牢さとデザイン性の高さから、日本の住宅において長く愛されてきました。
多様な仕上げ方法があり、お住まいの個性を引き出すための選択肢が豊富です。
しかし、ひび割れや塗膜の剥離、カビや藻の発生といった劣化症状もあるため、定期的なメンテナンスが不可欠です。
適切なメンテナンスを行うことで、モルタル外壁の意匠性と美しさと機能を長く保ち、お住まいを守り続けることができます。


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