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カビ・コケが生える原因と解決策:塗料選びでできること
2025.02.10
お役立ちコラム
こんにちは。
熊本市の屋根塗装・外壁塗装専門店ホーミーズ株式会社(プロタイムズ熊本西店)です(*^^*)
外壁にカビやコケが生えると見た目が悪くなるだけでなく、外壁の劣化を早める原因にもなります。特に湿気が多い地域では注意が必要です。今回は、カビやコケが発生する原因と、塗料選びでできる効果的な対策について解説します。
目次
- 1. カビ・コケの種類とその繁殖環境
- 2. カビ・コケが生える原因
- 3. カビ・コケ対策に役立つ塗料選び
- 4. カビ・コケの発生を防ぐための施工ポイント
- 5. カビ・コケ対策の具体的な施工手順
- 6. カビやコケ防止に特化した塗料材
- 7. まとめ
目次をタップすると必要なページへジャンプできます。
1. カビ・コケの種類とその繁殖環境
カビやコケとひとくちに言っても、さまざまな種類があります。それぞれの特徴と発生しやすい環境を把握することで、効果的な対策が可能になります。
青カビ(ペニシリウム属)
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食品に生えることが多い青カビですが、外壁の湿気が多い部分でも発生することがあります。主に換気が不十分な場所やひび割れ部分に見られます。
黒カビ(クロカワカビ)
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黒い斑点として現れ、主に湿度の高い環境で発生します。空気中のホコリや汚れを栄養源としており、特にモルタルや木部など水分を吸収しやすい外壁材に付着しやすいのが特徴です。
緑藻(コケ類)
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緑色や黄緑色の斑点として見られることが多く、日当たりの悪い場所や雨がかかりやすい場所で繁殖します。外壁表面のわずかな水分と汚れを栄養源として急速に広がります。
地衣類(コケとカビの共生体)
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コケと菌類が共生した特殊な生物で、外壁の表面に薄い緑色や茶色の層として広がります。特に風通しが悪く、湿気の多い箇所に発生します。
カビやコケの種類によって発生しやすい条件が異なるため、外壁材の特性や家の周囲の環境に合わせた対策が必要です。
2. カビ・コケ対策に役立つ塗料選び
カビやコケが生える原因としてさまざまな理由がありますが、代表的な要因はの通りです。
1.湿度の高さ
カビやコケは湿気の多い場所で繁殖しやすく、雨が多い地域や湿度が高い季節に特に注意が必要です。
2.日当たりの悪さ
北側の壁や周囲に建物が密集している場所では日光が当たりにくいため、乾燥が遅く、湿気がこもりやすくなります。
3.外壁材の性質
モルタルやコンクリートなどの外壁材は、表面が水分を吸収しやすく、カビやコケが繁殖しやすい環境を作り出します。
4.排水機能の不備
雨どいや排水口が詰まっていると水分が溜まり、壁面が常に湿った状態になるため、カビやコケの原因になります。
3. カビ・コケ対策に役立つ塗料選び
外壁のカビやコケの発生を防ぐには、適切な塗料を選ぶことが非常に効果的です。以下の特徴を持つ塗料を検討しましょう。
・防カビ・防藻機能付き塗料
防カビ剤や防藻剤が配合された塗料は、外壁の表面でカビやコケの発生を抑制します。湿気が多い地域に最適です。
・撥水効果のある塗料
撥水性の高い塗料は、雨水を弾くことで外壁が水分を吸収するのを防ぎます。その結果、湿気が溜まりにくくなり、カビやコケの繁殖を抑える効果があります。
・透湿性の高い塗料
撥水効果に加えて、内部の湿気を逃がす透湿性のある塗料を選ぶと、建物内外の湿気バランスが保たれ、外壁の長寿命化につながります。
・セルフクリーニング機能付き塗料
親水性のある塗料は、雨水が汚れと一緒に壁面を洗い流す効果が期待できるため、外壁に汚れが溜まりにくくなります。
ホーミーズ株式会社では、カビやコケの発生を防ぐ塗料のご提案も可能です。ご相談だけでもお気軽にお問い合わせくださいませ。
4. カビ・コケの発生を防ぐための施工ポイント
塗装施工時に気をつけるポイントや、カビ・コケの予防に最適な方法を紹介します。
塗装施工時にもカビやコケを予防する対策が可能です。
- 事前の高圧洗浄でしっかりと汚れを落とす
- 外壁に既にカビやコケが発生している場合、塗装前に高圧洗浄を行い、根こそぎ除去しておくことが大切です。
- 下塗り材での防水処理を徹底する
- 下塗り材には防水効果を持つものを選ぶと、塗料の密着性が高まり、耐久性が向上します。
- 定期的なメンテナンスを行う
- 外壁塗装が完了した後も、年に一度のメンテナンスでカビやコケの早期発見と対処を心がけましょう。
上記のような対策を行うことによってカビやコケを予防し、美しい外壁を保つことができます。
5. カビ・コケ対策の具体的な施工手順
塗装工事の際に実際に行う施工手順は、
1.外壁全体の診断と計画作成
カビやコケが発生している範囲を確認し、必要な箇所の修繕や補修箇所を特定します。施工範囲に応じて最適な塗料や防水材を選び、作業計画を立てます。
2.高圧洗浄による下地処理
カビやコケの除去には高圧洗浄機を使用し、外壁表面に付着した汚れや劣化物をしっかり洗い流します。この際、壁に傷をつけないように水圧の調整が必要です。
3.ひび割れや傷んだ部分の補修
外壁にひび割れがある場合は、専用のシーリング材やパテで補修し、防水性を確保します。このステップを省略すると、塗装後に劣化が進行する恐れがあります。
4.下塗りの塗布
下塗り材は、塗料の密着性を高め、外壁を保護する役割を果たします。下塗り材には防水性や防カビ効果のある製品を選び、ムラなく塗布します。
5.中塗りと上塗りの塗布
中塗りと上塗りをそれぞれしっかり行うことで、塗料の厚みが確保され、外壁の耐久性が向上します。上塗りには防カビ機能を備えた塗料を使用し、均一に仕上げます。
6.仕上げと最終確認
塗装が完了したら、仕上がりのムラや塗り残しがないかを入念にチェックし、必要に応じて手直しを行います。
7.周囲の清掃と片付け
作業後は、周囲の清掃や足場の撤去を行い、お客様にきれいな状態で引き渡します。
6. カビやコケ防止に特化した塗料材
塗料にもカビやコケの防止に特化した塗料材があります。
※画像をタップすると商品ページに飛びます。
・一般的な家の外壁に使用される塗料
■超低汚染プラチナリファイン2000MF-IR/Si-IR(人気!)
期待耐用年数 | 21-26年 |
性能 | 超低汚染性、防カビ・防藻性、遮熱性 |
特徴 | 塗膜の劣化要因である紫外線・雨による影響を受けにくく、通常配合されている防カビ・防藻材に加えて効果を高める薬剤を配合。 |
■プラチナフッ素REVO2000-IR(オススメ!)
期待耐用年数 | 17-21年 |
性能 | 超低汚染、防カビ・防藻性、遮熱性 |
特徴 | 塗膜表面が強靭性を有しているため、表面に汚れが付着しにくく、一般的な低汚染フッ素塗料と比較して雨筋汚れが付きにくい。また、社内試験による藻抵抗性試験に合格しており、カビや藻の発生を抑え、美しさの保持に貢献する。 |
■プラチナシリコンREV2000-IR(オススメ!)
期待耐用年数 | 14-17年 |
性能 | 低汚染性、防カビ性・防藻性、遮熱性 |
特徴 | 塗膜表面に汚れが付きにくい特殊構造のシリコン樹脂を採用。 |
■スーパーラジカルシリコンGH
期待耐用年数 | 12-14年 |
性能 | 低汚染性、防カビ性・防藻性 |
特徴 | 使用している樹脂が柔軟性のある層を強靭な層でコーティングしてあることにより、塗膜に汚れが付着するのを防ぐ。 |
- 上記の塗料と合わせるとさらに効果を発揮する防カビ防藻材
■アステックプラスSW
- 防カビ性:一般的なシリコン塗料とカビの発生具合を比較(社内試験による)すると、アステックプラスSWを添加した塗膜は培養1か月経過後もカビが発育しておらず、カビの発育を抑制されています。
- 防藻性:上記と同様の社内試験を行ったところ、アステックプラスSWを添加した塗膜は培養1か月経過後も塗膜に藻が発育しておらず、藻の発育も抑制する機能もあります。
- 持続性:一般的な防カビ・防藻剤と比較して有効成分の流出速度が非常に遅いという特徴があり、この性質により効果が長時間持続します。
・工場や倉庫、施設などの外壁に使用される塗料
■スーパーBIOリファイン-IR
期待耐用年数 | 15-18年 |
性能 | 防カビ性・防藻性、超低汚染性、高耐候性、遮熱性 |
特徴 | 一般的な建築物から高い頻度で検出される60種のカビを含む、約2000種ものカビ・藻類に対して強力な防カビ・防藻性を発揮。また、独自の無機成分配合技術により、強靭な塗膜を形成し汚れの付着・定着を防ぐ。さらに、紫外線・雨による影響を受けにくく、遮熱効果の高い特殊遮熱無機顔料を採用していることにより、近赤外線を効果的に反射し塗膜表面の温度上昇を抑える。 |
上記でご紹介した塗料は塗料メーカーであるアステックペイントの厳しい審査をクリアした施工店が取り扱うことができる塗料です。ホーミーズ株式会社ではお取り扱いがございますのでご相談だけでもお気軽にお問い合わせくださいませ。
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7. まとめ
カビやコケを防ぐためには、適切な環境作りと塗料の選択が重要です。
外壁にカビやコケが生える原因を理解し、適切な塗料を選ぶことで、長期間にわたってきれいな状態を保つことができます。
熊本市のように湿度が高い地域では、防カビ・防藻機能のある塗料や撥水性の高い塗料を選ぶことが特に重要です。また、正しい施工手順とメンテナンスによって外壁の寿命をさらに延ばすことができます。
外壁の状態が気になる方は、ぜひホーミーズ株式会社までご相談ください。最適な塗料選びとプロの施工で、家をカビやコケからしっかり守ります!
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