スタッフブログ

令和8年7月28日に発生した熊本地震により被災された皆様に、心よりお見舞い申し上げます。
一日も早い復興を心からお祈りしております。

このコラムは、余震が落ち着き、少し気持ちの整理がついてから読んでいただければ十分です。
今は無理をせず、まず安全な場所で過ごしてください。

地震の後、外壁にひび割れを見つけて「これは大丈夫なのか」と不安になっている方も多いと思います。

ひび割れはすべてが危険というわけではありませんが、種類によっては早めに対処が必要なものもあります。また、放置してしまうと雨水が浸入し、後から大きな修繕が必要になるケースがあることも事実です。

私たちホーミーズは、2016年の熊本地震後も多くの外壁・屋根の修繕に携わってきました。そのときの経験も踏まえて、このコラムをまとめています。ぜひ落ち着いてから参考にしてください。

まず確認してほしい箇所

余震が落ち着いてから、以下の箇所を確認してみてください。無理に高い場所を確認しようとする必要はありません。地上から見える範囲で十分です。

  • 外壁——新たなひび割れ、または既存のひび割れが広がっていないか
  • 基礎部分——地面に近い部分のひび割れは特に注意が必要
  • 屋根(地上から目視)——棟のズレ・瓦の破損がないか
  • 雨樋——変形・破損・外れがないか
  • 室内——壁紙の剥がれ・建具の開閉のしにくさがないか
📸 確認の前に——片付けを始める前に、必ず被害箇所の写真を撮っておいてください。後から保険申請をされる際に重要な証拠になります。撮影が済んでから、片付けを進めてください。
⚠️ 屋根に上がっての確認は大変危険です。余震が続いている間は特に絶対に上がらないでください。屋根の状態は専門家に依頼するか、地上から双眼鏡などで確認する程度にとどめてください。

ひび割れの危険度の見分け方

外壁のひび割れは、大きさや形によっておおよその危険度を判断することができます。あくまで目安ですが、参考にしてください。

ひび割れの特徴 危険度の目安 対処の優先度
幅0.3mm以上・深さがあるひび割れ 高い 余震が落ち着いたら早めに専門家へ
斜めに走るひび割れ 高い 構造的なダメージの可能性あり。専門家に確認を
基礎部分のひび割れ 高い 建物全体の強度に関わるため早めの対処を
地震後に明らかに広がったひび割れ 中程度 経過を観察しつつ専門家に確認を
髪の毛程度の細いひび割れ(ヘアクラック) 比較的低い すぐに雨水が入るほどではないが、放置しないことが大切
💬 専門家として正直にお伝えすると
ひび割れの危険度は、写真や目視だけでは判断が難しいケースが少なくありません。「細いひび割れだから大丈夫」と思っていても、内部まで達している場合もあります。

自己判断で安心するより、余震が落ち着いてから一度専門家に見てもらうことをおすすめします。今すぐ動く必要はありません。
→ 「大丈夫かどうか迷ったら」専門家に確認してもらうのが一番確実です。

2016年の熊本地震後に見られたケース

私たちホーミーズは、2016年の熊本地震後も多くの外壁・屋根の修繕に携わりました。そのときの経験から、よく見られたケースをお伝えします。

📋 2016年熊本地震後の現場から
2016年の地震後に多く見られたのが、「地震の直後は小さかったひび割れが、その後の余震や雨で広がってしまった」というケースです。

「大したことないと思って放置していたら、雨漏りするようになった」というご相談も少なくありませんでした。特に既存のひび割れがあった箇所は、地震の揺れでさらに広がりやすい傾向があります。

また、お客様自身は気づいていなかった屋根の棟のズレが、現地調査で発見されたケースもありました。屋根は地上からは見えにくいため、専門家による確認が重要です。
→ 「小さいから大丈夫」と放置せず、余震が落ち着いてから一度確認することをおすすめします。

修理の流れ

慌てる必要はありません。余震が落ち着いてから、以下の流れで進めていきましょう。

STEP 01被害箇所の写真を撮る
片付けを始める前に、必ず被害箇所の写真を撮っておいてください。日付が記録されるよう設定しておくと、保険申請の際に役立ちます。
STEP 02加入している保険を確認する
火災保険・地震保険の内容を確認してください。地震による被害は地震保険の対象です。保険証券が見つからない場合は、保険会社または代理店に連絡すれば対応してもらえます。
STEP 03専門家に現地確認を依頼する
余震が落ち着いてから、信頼できる業者に現地確認を依頼してください。屋根など自分では確認できない箇所も含めて、建物全体の状態を見てもらいましょう。見積もりだけでも構いません。
STEP 04保険申請・修繕工事
保険が適用される場合は申請手続きを進めます。修繕工事は保険の結果を確認してから進めると安心です。急いで工事を依頼する必要はありません。

地震保険・火災保険は使えるか

地震によるひび割れは「地震保険」の対象

今回の熊本地震による外壁・建物のひび割れは、通常の火災保険では対象外です。地震保険に加入している場合は、地震保険で対応できる可能性があります。

  • まず加入している保険の内容を確認する
  • 地震保険の申請期限は一般的に被害から3年以内
  • 片付け前に被害箇所の写真を撮っておくことが重要
  • わからない場合は保険会社に直接問い合わせる

台風・強風による被害は「火災保険」が使えることも

今回の地震に加えて、台風や強風による被害が重なっている場合は、その部分について火災保険(風災補償)が適用されるケースもあります。被害の原因を整理した上で保険会社に相談してみてください。

💡 保険の申請は焦らなくて大丈夫です。まず生活を落ち着かせてから、順番に対応していきましょう。ホーミーズでは保険申請のサポートも行っていますので、わからないことがあればお気軽にご相談ください。

悪質業者への注意

残念なことに、災害後は「今すぐ直さないと危険」と不安を煽って契約を迫る悪質な訪問業者が増える傾向があります。

  • !
    「今すぐ直さないと倒壊する」と急かしてくる
    正規の業者は無理に急かしません。その場での契約は絶対に避けてください
  • !
    「保険で全額無料になる」と言ってくる
    保険が適用されるかどうかは保険会社が判断します。必ず保証できることではありません
  • !
    会社の住所・連絡先が不明確
    施工後に連絡が取れなくなるリスクがあります。地元に実績のある業者を選んでください
⚠️ 訪問業者に「今日中に決めないと」と言われても、その場で契約しないでください。クーリングオフ制度(契約から8日以内)を活用できますが、最初から慎重に対応することが大切です。

よくある質問

Q. ひび割れは今すぐ修理しないといけませんか?
今は無理をしないでください。ただし0.3mm以上のひび割れや基礎部分のひび割れは、余震が落ち着いてから早めに確認・対処することをおすすめします。放置すると雨水が浸入し、ダメージが広がることがあります。
Q. 地震前からあったひび割れが広がった場合も保険対象になりますか?
地震によって広がった部分については保険対象になる可能性がありますが、判断は保険会社によって異なります。地震前の状態がわかる写真があると申請がスムーズになります。詳しくは加入している保険会社にご確認ください。
Q. 訪問してきた業者に「今すぐ直さないと危険」と言われました。
その場で契約しないでください。災害後は悪質な訪問業者が増える傾向があります。必ず複数の業者に確認を取り、地元に実績のある信頼できる業者を選んでから判断してください。
Q. 2016年の地震でも修繕してもらえましたか?
はい、ホーミーズは2016年の熊本地震後も多くの外壁・屋根の修繕に携わりました。地震後の建物の状態についての知識と経験がありますので、今回の地震でも同様にご対応できます。余震が落ち着いてから、お気軽にご相談ください。

まとめ

地震後の外壁ひび割れは、今すぐすべてに対処する必要はありません。まずは安全な生活を取り戻すことが最優先です。余震が落ち着いてから、一つひとつ確認・対処していきましょう。

このコラムのまとめ
  • 片付け前に必ず被害箇所の写真を撮っておく
  • 屋根への確認は無理をせず、地上から見える範囲で
  • 0.3mm以上・斜め・基礎部分のひび割れは早めに専門家へ
  • 地震による被害は地震保険の対象(火災保険は対象外)
  • 「今すぐ直さないと危険」と急かす訪問業者には注意
  • 余震が落ち着いてから、信頼できる業者に現地確認を依頼する

皆様のご無事と、一日も早い熊本の復興を心よりお祈りしております。

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ホーミーズは2016年の熊本地震後も多くの修繕に携わってきました。
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